ザ・ディープハウス～湖底からの呪い～　息苦しくて、新しい境地を開拓した？ホラー映画

2023-05-25

ムービーダイバー

新境地を開拓した（？）水中心霊ホラー映画「ザ・ディープハウス～湖底からの呪い～」がAmazonプライムビデオで見放題独占配信中です。
心霊好き、ダイビング好きは必見です。

本編のほとんどが水の中という斬新なスタイル。
水中だけに息苦しさ、動きにくさ、閉塞感が漂うイイ感じのホラー映画になっていました…途中までは。
では、ネタバレしない程度に「ザ・ディープハウス～湖底からの呪い～」の魅力をお伝えしましょう。

水中心霊肝試し

ホラーとしては斬新なシチュエーションのように感じた「水中心霊肝試し」です。
確かに水中では早く動けないし、水中マスクをしているので視界も狭い。
そして何より、呼吸の心配がある。
こういったマイナスの心理的要素が水の中には詰まっているので、ホラーとの相性は抜群のように思いました。

また水深が深くなると昼間であっても暗く、夜みたいな感じがするために怖さも倍増します。
ダイビングした事がある人なら分かるかも知れませんが、水中に置いてあるものって結構おどろおどろしくて、何を見ても怖く感じるんですよね。

海に沈められた車でさえも怖いと感じてしまいます。
ましてや水中にある家となると、ただただ恐怖ですね。

「ザ・ディープハウス」は、そんな水中にある廃墟の家が舞台のホラー映画です。

「ザ・ディープハウス」あらすじ

動画配信者の彼とその彼女は、廃墟マニアのようで廃墟に行っては動画を撮影してるようです。

ある時、湖に沈んでしまった廃墟の話を聞いて、その湖へとやってきます。
しかしそこはリゾート地になっていました。

がっくりする彼が地元のおじいさんに話を聞くと、実は少し離れた湖の底に一軒の家があるとの事。
彼とその彼女は、おじいさんに連れられてその湖へと行き、沈んだ家の撮影に挑むのでした。

水中で起きる心霊現象と悪魔崇拝？

湖の底に沈んでしまった家の中に入って撮影を始める二人ですが、何か違和感があります。
沈んでしまってかなりの時間が経つのですが、家の中が意外と綺麗。
そして夢中で撮影する二人に徐々に心霊現象が起き始めます。

この心霊現象ですが、これが意外とイケてるんです！
後ろから何かが来ても、水の中だからすぐに動けないというもどかしさが余計に怖い。
こういった表現は、面白いと思いました。

さらに奥へと進む二人の前に、２体の縛られた死体が…
ここから話が急スピードで進み始めます。
逃げられない二人に、襲って来る二人。

最終的に、この家は何なのか？という事はキッチリと説明されますので、モヤモヤした感じで終わる事はありません。
ただ、ラストが…、ラストがねぇ…、ラストですよ。笑

映画が終わってスタッフロールの後に少し続きあります。
本編にはあまり関係ありませんけどね…

登場人物の紹介

ティナ：本作の主人公
大学で知り合ったベンとは恋人同士。
フランス人の母を持つハーフ（だったと思う…）。
ダイビングする事に一抹の不安を持っている。水が怖いのか？
どちからと言えば、ベンに無理して付き合っている感じ。
息が３分止められるというのは何の事？確か1分22秒のはず。

ベン：廃墟好きの動画配信者
ティナの彼氏。
無邪気な少年のようにイタズラをするのが良いと思っているような胸糞キャラ。
金持ちなのか水中ドローンまでも駆使して動画撮影に臨んでいる。
何度も100万回再生と口に出していたのでユーチューバーか？
湖に潜る瞬間にティナとの結婚を口にする大馬鹿フラグ野郎。

ピエール：謎の老人
ベンとティナにダイビングポイントを教えてくれた老人。
出て来た時から訳あり。
こんな老人の話を聞いて付いて行くベンが信じられん！
直接手は下さないが、登場人物が少ないのでこいつで決まり！

主要の登場人物はこの３人だけ。
低予算だと思うのですが、ほとんどが水中での撮影ですから逆に高予算だったのかも知れません。